現代では必要不可欠になっている電気。電気といっても、どんな設備を設計してもらえるのかを詳しく知っているという方は少ないでしょう。
今回の記事では、電気設備設計や間接的に電気に関係する他の設備の紹介から、昨今エコな電気として使われている太陽光発電のしくみや太陽光発電の設置の流れについてご紹介します。
1.電気設備の種類について
電気設備の種類というと、基本的には下記3つが挙げられます。
1.電気設備
2.情報通信設備
3.防災設備
詳しく説明すると、1番目の電気設備というのは受変動や照明コンセントなどの、生活になくてはならない設備やシステムです。最近ではLEDの照明器具が使われています。
2番目の情報通信設備は、その名前の通り、情報通信から電話やテレビ、さらに防犯に関する設備です。住宅はもちろん、病院などにも設計から設備の設置まで行われます。電話やテレビに比べると、防犯設備は生活にはなくてはならない物ではないですが、いざという時に役に立つ設備です。
3番目の防災設備としては、非常照明や警報に防排煙が挙げられます。災害や異常事態の時など、生活する上で安全に日々を暮らすための設備です。住宅よりもどちらかというと福祉施設から公共施設に設置される事も多いです。
2.電気設備以外の設備は他にも何があるの?
電気を使う設備として他にも下記の設備も挙げられます。直接電気工事につながるものではないですが、どの設備も電気を使って作動される設備です。
1.空調設備
2.給排水設備
3.消火設備
1番目の空調設備は、エアコンなどの冷暖房から換気扇などの換気設備のことで、ビルなどの場合だと自動制御できるような空調システムの設備設計を行います。
2番目の配給水設備は、ガスや衛生器具や配給水に関する、ライフラインにも関連するシステムの設計から設置を行います。
3番目の消火設備は名前の通り、火災に関する為の設備です。消火器を家に置いておく事も大事ですが、燃え盛るような炎やビルなどの建物の場合、消火器だけでは防ぐ事が難しいです。そういう時に、命や命の次に大切な品や財産などを保護できるような消火栓やスプリンクラーの設備を法令に基づいて設置を行います。
3.太陽光発電のしくみ
再生可能エネルギーとして注目されている太陽光発電は、ソーラー発電を使って電気を生み出します。どうやって太陽の光を電気に変えているのか説明します。
ソーラーパネルの中には太陽電池が備わっており、太陽電池は光のエネルギーを電力に変える事ができます。電力に変化する事を光電効果とも呼ばれており、太陽電池に構成している半導体の電子が稼働する事で電気が作られます。太陽電池の種類もシリコン、化合物、有機物と種類があり、発電する力も変わってきます。
また、ソーラーパネルは太陽電池を沢山均等につなげられた物であり、沢山の太陽電池を使って太陽光発電が行われているのです。最近では大きな電力を生み出せるように、広い土地を使うメガソーラーと言われる太陽光発電の設置を行っています。
そして太陽光発電は、エンジンなどの稼働する所がなく、故障もしにくい特徴があります。長期的に電力を発電させる事が出来るので信頼性も高く、地球にも優しいエネルギーとして普及が増えてきています。
4.太陽光発電の設備設置の流れ
太陽光発電を自分で取り付けるという事は簡単にはできません。太陽光発電を実際に設置するには、どこに配置するかなどの配置図の相談から、工事の為の設計図の作成などを行ってもらう設置業者に頼む方が確実です。
住宅の場合は基本的には屋根に設置する事が多いので、屋根の面積、太陽の光を遮る物がないかを先に確認しておくと、現地調査を設置業者が行う際にもスムーズに話が進みやすいです。そして何回か予算の見積もりなどの打ち合わせを行います。
以降、見積もりや太陽光発電のメーカーを決めて、電力会社などに工事計画届書を申請してから設置に取り掛かる事という流れとなっています。
簡単な工事の流れとして、太陽電池を設置する為の架台を取り付け、太陽電池を載せます。その後に、取り付けた太陽電池を電気に変換する為の、電気配線工事を行います。太陽電池は直流となっているので、電力会社に合わせる様に電気を変換する機械を取り付けて、発電量などを確認する為のモニターを取り付けます。そして最後に電力量計を取り付ければ、太陽光発電の設置の流れは一旦完了となります。
まとめ
現代の日本で電気を使わないという家は存在しないといえるくらいに身近な存在である電気設備。さらにエコ活動や消費電力を抑える為にも、太陽光発電が設備される家が増えてきています。しかし電気設備といっても色んな種類があり、どんな設備やシステムを設置したらよいのか個人での判断は難しいでしょう。
電気設備の設置や太陽光発電を取り付けたいなど考えている、悩んでいるなら、株式会社天山設備設計までお越しください。上記に挙げた電気設備以外にも、太陽光発電に関するほとんどの業務を行っています。
学校や教育施設、福祉施設、さらに美術館や住居施設から商業施設など、どんな所でもご依頼があればしっかりと現地調査と打ち合わせを行います。また目に見える形で分かってもらえるように、設計計算書を作成いたしております。太陽光発電の場合には、電力会社や経済産業省の工事経歴書の申請なども行っています。
電気設備、空調、さらに太陽光発電の相談や見積もりを考えているなら、ぜひ天山設備設計に一度お問い合わせください。